新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2021年を振り返りますと、1月の緊急事態宣言に始まり、なかなか減らない感染者数を横目に徐々にワクチン接種が始まり、夏には無観客でのオリンピック・パラリンピック開催、そして秋を過ぎた頃にようやく「コロナ収束」の端緒が掴めそうで掴めないというもどかしい状況の中、年末を迎えバタバタと終わってしまいました。
実績だけで見ますと弊社は2020年より2021年のほうが厳しく、リーマンショック以来の赤字転落となりました。
営業の肌感覚としましては、「バタバタとはしているが実績に結びついていない」というのが正直なところです。
コロナが始まった頃のようなパタリと引き合いがなくなるという感じもありませんでしたし、受注件数自体もそこまで落ち込むこともありませんでしたが、一つ一つの案件が決まるまで時間がかかったり、決まっても金額が以前の半分以下というようなことが多々ありました。結果集計をしてみると結構な落ち込みになってしまったというのが実感です。
弊社の営業は、従来のお客さんからのご注文(品目は様々)が約8割、その他新規案件(ほとんどがweb経由)が2割というところですが、結果としましては新規のお問い合わせ案件の売上が伸びませんでした。
新規の売上についてはSEOやGoogle広告の突発的な変動などもあり「水物」ではあるということは重々承知して入るものの、引き合い件数は下がっていないにも関わらず、瞬発力(即効性)と金額(売上)が期待通りに上がりませんでした。
しかし、この状況で案件をいただけてるだけでも大変ありがたいことで、こちらの営業力ひいてはお客様にどれだけ寄り添うことができたのか、またその時は受注に至らなくてもその後信頼を獲得できたのか、ということが問われているのだと実感しました。
2022年、この状況が劇的に改善するとは思えません。
営業一人ひとりがどれだけ真摯に愚直にお客様の立場に立つことができるか、またそのためにどれだけ頭を使い行動することができるか、が問われてくる一年になるかと思います。
2022年は、再浮上できるのか、このままジリ貧に陥っていくのか、勝負の年になると思っています。
そのために何をどうするのか、今度の営業会議(弊社では通常はあまりやっていません)で話し合う予定です。
いろいろと腹案はありますが、各営業担当もお正月休みで考えてきてくれると思いますので、話し合うのが楽しみです。
今日はここまで。
本年も相変わらぬご愛顧をいただければ幸いです。
2022年1月4日
エス・ユニット株式会社
代表取締役 澤井 完治