去る3月14日に弊社の事業継続力強化計画が中小企業庁より認定を受けました。
事業継続力強化計画認定制度とは、中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が「事業継続力強化計画」として認定する制度ということです。
事業継続力とは、様々な自然災害や今流行の感染症にさらされても会社が継続できるよう様々な対策を施し、事業を継続する力を高めていきましょうというものです。
大きな地震はもちろん、最近猛威を増している台風や豪雨、また新型コロナウィルス感染が起きた場合などに事業がストップしたり、会社の大事な資源が滅失することのないよう現状でできうる様々な取り組みを検討しました。
具体的には、
■会社の所在地のハザードマップを確認し、現状のリスクを理解
弊社は文京区本郷にありますが、標高は23区でも高い場所に位置しており、津波や河川の氾濫が起きても水没の心配はほぼありませんでした。(水害、洪水、土砂災害)
■自然災害発生に備え、防災備蓄を実施
自然災害時、帰宅困難な状況、また店舗が閉鎖されるリスクや災害救助までの備えとして3日分の食料、飲料水を確保しました。
■社員間のコミュニケーションを密に
緊急時の連絡先を社員全員で再度確認するとともに、公共交通機関が止まった際の対応を事前に策定しました。
■事業継続力についての啓蒙
事業継続力についての話し合いを実施し、その重要性を啓蒙、理解しました。そのことによって上司、管理職のものが不在の場合にも一人ひとりが十分に災害などに対応できるようにしました。
■オンラインでも事業を継続できる体制づくり
新型コロナウィルスのような感染症に罹患(同居する家族を含め)し自宅での待機を余儀なくされる場合を想定して、オンラインでも通常と同様の営業活動を継続できるよう、オンラインストレージを活用して社内情報を一元化し、どこにいても事業が継続できる体制を敷きました。
いずれも対策としては地味で、一見効果が本当に出るのか不安ではありますが、本当の災害に見舞われた際にはきっと役に立つことがあると思いますし、またいつ起きるかわからない災害に対してはこれを継続していくことが重要だと認識しました。